台東区議会 2009-08-25
平成21年 8月区民文教委員会-08月25日-01号
まず、(1)告知の時期ですが、区では以下の事実があった場合に
不正取得があったと判断いたします。
1つは、
法務局又は東京都から
不正取得事件の通知があった場合です。
法務局では事件が発生する都度、
関係機関に文書で連絡することになっております。
2つ目は、
不正取得による8業士の
懲戒処分の公告があった場合です。8業士が
不正取得などにより
法務局や、その所属する
団体等で
懲戒処分を受けたときは、官報などにその旨が公告されることになっております。
次に、(2)
告知対象者ですが、個人を特定して請求する
戸籍抄本や
住民票抄本など、
被害者が特定できる場合には、その者を
告知対象者といたします。これに対して、複数の者が記載されている
戸籍謄本や
住民票謄本などの場合につきましては、原則として戸籍の場合は
筆頭者、
住民票の場合は世帯主に告知するものといたします。
次に、(3)告知の内容ですが、戸籍の請求の場合は、本人の本籍・氏名・
生年月日、
請求者や
委任者の住所(
事業所所在地)・氏名・
電話番号・
資格名・
登録番号、
交付証明書の種類・通数を告知いたします。
住民票の請求の場合は、本人の住所・氏名・
生年月日・本籍・続柄、
請求者や
委任者の住所(
事業所所在地)・氏名・
電話番号・
資格名・
登録番号、
交付証明書の種類・通数を告知いたします。
次に、(4)告知の方法でございます。
不正取得の事実が発覚した場合には、区は
被害者本人に対し連絡いただきたい旨の文書を
簡易書留郵便により送付いたします。その後、本人から連絡を受けた場合は、原則として訪問して内容を説明することといたします。ただし、本人が面談を希望されない場合は内容を記した書面を郵送いたします。
次に、項番3の
加害者が所属する会への通知でございます。
不正取得の事実が発覚した場合は、その者が所属する法人又は
団体等に対し、書面により
再発防止への取組みを依頼することといたします。
次に、項番4の開始日ですが、平成21年9月1日から実施いたします。
なお、本件事実告知の実施につきましては、先月29日に開催されました東京都台東区
情報公開及び
個人情報保護制度運営審議会に諮問を行い、了承をいただいております。
報告は以上でございます。
○
委員長 それでは、ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
杉山委員。
◆
杉山光男 委員 まず、この8業士の
請求件数というのは、ここ数年の実績としてどのぐらいあるのか。それから、
不正取得というのを、一体だれがどういう理由で判断をする権限を持っているのか。その
不正取得という事例がどのぐらいあったのか。それは、どんな形で区に通知されるんですか。
○
委員長 戸籍住民サービス課長。
◎
箱﨑正夫 戸籍住民サービス課長 お答えいたします。
まず、8業士による請求の件数ですけれども、特に
戸籍住民サービス課で統計をとっているわけではないんですが、この4月に調査しましたところ、
ひとつきに944件ございました。ということで、年間を通じると大体1万件程度、8業士による請求が行われていると予測されます。
次に、
不正取得を判断する機関ですが、不正が起こった場合につきましては、
東京法務局ですとか、国の
法務省、あるいは東京都から各自治体に通知が来ることになっております。それをもって
不正取得があったと台東区では判断することにいたします。
それと、
不正取得の実績ですけれども、これまで台東区で判明しているのは全部で6件ございます。平成12年4月に、兵庫県、大阪府の
行政書士による
不正取得が4件、それから平成19年8月、三重県の
行政書士による
不正取得が1件、平成20年4月、神戸市の
司法書士による
不正取得が1件、合計6件が判明してございます。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 よくわからないんですけれども、
法務省が
不正取得を判断するというんだけれども、どういう事例で判断するんですか。年間1万件だから、6件の通知があったと言うんですけれども、私ども含めて、本人は大体だれがこんな1万件も取っていったというのはわからないんでしょう。そうすると、何か犯罪か何かがあって、
裁判等で明らかになったものしか、こんな
不正取得なんていうのはわからないわけですよね。そうですか。
○
委員長 戸籍住民サービス課長。
◎
箱﨑正夫 戸籍住民サービス課長 お答えいたします。
例えば、兵庫県、大阪府の
行政書士による不正が発覚したのは、興信所の
身元調査によって不正に戸籍を取得して報酬を得ていたということが、たまたま被害に遭われた方からおかしいのではないかということで、調査が入って発覚したという
ケースでございます。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 そうしますと、ほとんど何か事件になって
法廷等に、あるいは
人権侵害だということで申し出があって、それで調査が入るというのはそんなにまれにしかないんだと思いますけれども、本当にまれな
ケースで出てくるわけですよね。そうしますと、例えばこの1万件、少なくとも第三者が戸籍を取った場合に本人に通知をするというところまで踏み込まないと、どうもここで言われているような趣旨での
法改正というのは本物ではないなという感じがしますけれども、その辺はどんな論議になっているんですか。
○
委員長 戸籍住民サービス課長。
◎
箱﨑正夫 戸籍住民サービス課長 お答えいたします。
昨年の平成20年5月に
戸籍法ですとか、
住民基本台帳法が一部改正されまして、それまでよりも8業士による請求に対して証明を交付する条件が厳しくなっております。それで、
本人確認も厳しくするように改められまして、現状、平成20年5月以降全国的に
不正取得は、
法務省、国のほうでもそういう事態が発生したということはつかんでないということで、実際は発生してないということでございます。ですので、今回、私どものこの事業も万が一の対応のために、そういう制度を整えておくということで、不正が起こらないように、ふだんの事務でまず防止のほうを徹底していくという
スタンスでございます。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 もう終わりますけれども、ちょっと今のこれは区がどこまでできるかという問題は
大変限界があるかと思いますけれども、今のように年間1万件あって、
不正取得そのものをチェックできるような体制は全くない。どこかで何かぽろっと出てきたのが出てきているだけですから、ちょっとやはり法的にも不備な点が非常にまだまだあるのではないかというふうに思いますので、いろいろ所管のほうでも
課長会等を通じて意見を上げるような機会をぜひつくってもらいたいと要望だけしておきます。
○
委員長 要望でよろしいですか。
ほかにご質問ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、
新型インフルエンザに係る
修学旅行延期に伴う
キャンセル料等助成について、
庶務課長、報告願います。
◎
中沢陽一 庶務課長 新型インフルエンザに係る
修学旅行延期に伴う
キャンセル料等助成について、ご報告いたします。
資料3をごらんください。
今年度の
中学校の
修学旅行につきましては、6月の本
委員会でご報告したとおり、
新型インフルエンザの影響により5月から7月に予定していたものを一
たん中止をいたしましたが、8月29日から9月12日までの新たな日程で実施することにいたしました。実施時期を変更したことに伴いまして、
修学旅行の経費といたしまして、
キャンセル料などの追加の経費が発生しております。つきましては、この
追加経費について
保護者負担とならないよう
全額助成をするものでございます。
2.
助成内容でございますが、そこに書いてありますとおり、
宿泊施設の変更が必要となったための
キャンセル料、あるいはJRの
閑散期割引が使えなくなったことによる
追加料金などを助成するものでございます。
3.
助成対象校ですが、
追加経費が発生しなかった
桜橋中学校を除いた残りの6校となります。
なお、
現時点で
キャンセル料の総額ですが、6校合計で120万円程度の見込みとなっております。
次の4.財源でございますが、国が21年度の
補正予算で
経済危機対策として
地域活性化・
経済危機対策臨時交付金というのを打ち出しております。この
臨時交付金を活用していく方向で現在調整をしております。
なお、本
助成事業につきましては、第3回
定例会において
補正予算をお願いしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
修学旅行延期に伴う
キャンセル料等助成につきましては、以上でございます。
○
委員長 それでは、ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
杉山委員。
◆
杉山光男 委員 きょうの議題の中で
新型インフルエンザの話というのは、これしかないでしょう。ところが、思いがけないと言いますか、夏にこれだけはやってえらい騒ぎになって、連日のようにワクチンもない。外国から輸入しなければいけないなんていう話になっているんですけれども、現状をちょっと保育園、幼稚園、小
中学校、報告をいただいたほうがいいのではないかと思うんですが。
○
委員長 きょう、
保健福祉委員会のほうではやるそうなので、こちらではちょっとその点は用意してなかったんですけれども、よろしいですか。
庶務課長。
◎
中沢陽一 庶務課長 教育委員会関係の施設、各所管に渡りますので
庶務課のほうからご報告させていただきます。
先週末の状況でございますが、まず
こども園が1園、
小学校が8校、
中学校が2校、合計で58名発症しております。また、
区立保育園2園、
私立保育園2園、
認証保育所1園、
こどもクラブ5
クラブ、合計42人発症しております。トータルで、
こどもクラブと
小学校は重複しますので74人という児童・生徒の
発症状況でございます。それにあわせまして、
こどもクラブと
小学校の教職員3名が発症しております。
現時点では、重症化した例というのは聞いておりません。また、
集団発生でございますけれども、
東浅草こどもクラブで
集団発生をしておりまして、8月4日から8月8日まで
臨時休業をして、8月10日から再開しているという状況でございます。
以上でございます。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 やはり、
臨時休業しているというところもあるんだったら、
委員会に報告しないとまずいと思うんですよね。
委員長はご存じだったのかどうか知りませんけれども。
○
委員長 各委員に、ファックスで報告は来ています。
◆
杉山光男 委員 すみません、私は見てなかったので。もし、それでしたらやはりきちっと報告をしていただかなければいけないと思いますし、それからこれからの見通しというか、対策といいますか……。
○
委員長 それについては、
保健福祉委員会のほうできちんとした説明、対応があると思いますので、ここでは今
学校関係というだけでよろしいですよね。
庶務課長。
◎
中沢陽一 庶務課長 全体的な対策でございますけれども、まず
教育委員会としては、いろいろな施設がありますので、まず情報の一元化をして、各所管が現在の状況を把握しているということに努めております。また、あわせてこれまでいろいろ
保護者、児童・生徒に
予防等の
注意喚起をしてきたわけでございますが、それについて引き続き鋭意取り組んでいくということと、新学期、9月1日、2日、始業式ということでございますので、それに向けて予防対策としてマスクの準備とか、あるいは消毒液の各校への配置などを進めているところでございます。
今後でございますけれども、予防対策を十分やっていくということと、始業式に向けて各学校、幼稚園、各施設の体制を整えていくということで、
保健所主催の各施設向けの研修会、勉強会なども実施していただくことになっております。
また、具体的にどういうふうに取り組んでいくのかという部分を情報共有化、共通認識するために、
教育委員会としても今週中に各施設の打ち合わせ会をやる。また同時に、
保健所主催で私立も含めた各施設の勉強会というのをやる。同時に、庁内の対策本部も今週開きまして、新学期に向けた対応をとっていくということで準備を進めているところでございます。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 保育士さん、教師の皆さんへのワクチンの接種というのは、どういう方針でいるんでしょうか。
○
委員長 ワクチンの接種について、わかりますか。こちらではわからない。いずれにしても、恐らくきょうの
保健福祉委員会のほうで
保健所のほうから報告があるんでしょう。なければ今、
杉山委員が言ったような形で質問するようにしてもらって。
◆
杉山光男 委員 そういう論議をしているのかどうかなんですよね、大体、ワクチンなんかどうするかとか、どう確保するとか、あるとか、ないとかね。
○
委員長 そのことも、やはりどこを優先というのは、国のほうでも、今、優先問題をやっているところだから、その後のことは……。
庶務課長。
◎
中沢陽一 庶務課長 現時点では、そのワクチンの関係については、所管課としてはつかんでおりせんが、今週、庁内の関係課の打ち合わせをやり、また
新型インフルエンザ対策本部会議もやるということでございますので、その辺は庁内で情報を共有化していきたいというふうに考えております。
○
委員長 大事なことですから、また報告ももちろんファックスで
杉山委員のところにも行きますよね。それでは、よろしくお願いいたします。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、平成22・23年度
使用台東区立中学校教科用図書の採択結果について、
指導課長、報告願います。
◎岩永章
指導課長 平成22年・23年度
使用台東区立中学校教科用図書の採択結果について、ご報告させていただきます。
平成22年度から2年間使用する
中学校教科用図書の採択を実施いたしましたので、ご報告いたします。
来年度から使用する教科書につきましては、配付した採択結果をごらんください。
教科書採択につきましては、皆様ご承知のとおり、台東区
教育委員会の責任と権限に基づき、公正かつ適正に行われているものとされております。
まず、教科書採択に関する資料を作成する組織といたしまして、教科用図書調査研究
委員会と教科用図書資料作成
委員会を組織いたしました。この2つの
委員会で作成された
補助資料をもとに、
教育委員会で検討がなされました。
教育委員会は8月に2回行われました。1回目は8月5日水曜日、2回目は8月21日金曜日となっております。いずれも公開で行いました。傍聴者につきましては、第1回目が5名、2回目が12名の参加がございました。
なお、採択結果につきましては、現在、台東区のホームページ上に掲載させていただいております。また、広報たいとうの9月号に掲載される予定になっております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
委員長 それでは、ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
実川委員。
◆実川利隆 委員 この採択する過程において、何か委員の皆様方の中で特筆すべきご意見というか、そういうのはなかったんですか。それだけちょっと確認したいんですが。これに対して文句言っているわけではありませんから、誤解しないでください。
○
委員長 指導課長。
◎岩永章
指導課長 特筆というのをどこまでというのが難しい判断でございますが、それぞれ委員の先生方が、ご自身が教科書をごらんになった上で、教科書の全容、装丁、さまざまな角度からご意見をちょうだいしたというふうに認識しております。特筆というような視点ではなかったと思います。
○
委員長 実川委員、よろしいですか。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 例年と変更した教科書があるんでしょうか。もし、あったとすれば、その理由を教えてください。
○
委員長 指導課長。
◎岩永章
指導課長 前回の採択は平成17年度に行われました。今回、4年たちましたので、現在使っている教科書も含めて採択をしていただきましたが、これまで使用していたものと同じ教科書ということに落ちつきました。
以上でございます。
○
委員長 よろしいですか。ほかによろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、台東区
スポーツ振興基本計画(案)について、青少年・
スポーツ課長、報告願います。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 それでは、台東区
スポーツ振興基本計画(案)について、ご説明をさせていただきます。
はじめに、この概要版にお配りしたものに乱丁がございまして、お手元に改めて新しいものを配付させていただきました。申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。
それでは、台東区
スポーツ振興基本計画(案)についての今申し上げました別紙1概要版で説明をさせていただきます。
まず、1ページでございます。前書きに当たる部分でございます。
昨今の生活習慣病の増大や子どもの体力の低下などが言われる中、生涯を通じ区民が健康にいきいきと暮らせる生涯スポーツ社会の実現を目指し、台東区
スポーツ振興基本計画を策定したことを述べております。
恐れ入ります、2ページをお開きいただきたいと思います。
(1)計画策定の趣旨とねらいでございます。
台東区基本構想の「にぎわい いきいき したまち台東」をスポーツ振興の視点から実現することなどを述べております。
恐れ入ります、次に3ページでございます。
こちらでは、この基本計画を策定するに当たり、平成19年度に「台東区スポーツに関する意識調査」を実施いたしましたが、その主な現状と課題を上げております。運動やスポーツをやらない人は20代から30代に多く、働く世代の実施率は特に低いこと。その理由としては、「仕事や家事・育児などで忙しい」、「きっかけや機会がない」などで、また一方で8割以上の人がスポーツをしたいという気持ちがあるという結果が出ております。
恐れ入ります、次に4ページでございます。計画の基本理念と施策体系でございます。
キャッチフレーズを「生涯スポーツでつなぐ まち ひと こころ」としまして、地域と連携し区民が主体的にスポーツに親しむ環境づくりを進めていこうということをうたっております。
また、下段の(2)でございますが、3つの基本目標といたしまして、スポーツ実施率の向上、子どもの基礎体力の向上、スポーツに親しむ環境づくりを定めております。
次に、5ページをごらんください。
今申し上げました、この3つの基本目標を達成するために、9つの施策を掲げました。
また、網かけの施策につきましては、本区の状況をかんがみ、特に重点施策として取り組んでまいりたいと考えております。
まず、基本目標1.スポーツ実施率の向上でございますが、継続して親しめる環境づくりを重点施策1と位置づけ、総合型地域スポーツ
クラブの設立支援を具体的施策として掲げました。この総合型地域スポーツ
クラブでございますが、地域の人たちが小・
中学校や他の運動のできる施設などを利用して、みずからが主体となって企画運営するスポーツ
クラブであり、だれもが1人でも気軽に参加できることを特徴としたスポーツ
クラブのことでございます。行政がこの総合型地域スポーツ
クラブの設立から運営までの支援をその役割としております。
次に、基本目標2.子どもの基礎体力の向上ですが、ここでは子どもの基礎体力の向上と競技力・運動能力の開発、向上を施策とし、重点施策2といたしまして、子どもの基礎体力の向上を掲げました。
次に、基本目標3.スポーツに親しむ環境づくりですが、ここではスポーツのできる施設の充実を重点施策3としております。
恐れ入ります、次に6ページでございます。
(4)でございますが、今申し上げました3つの重点施策の内容でございます。
はじめに、継続して親しめる環境づくりでございます。
20代から30代の働き盛りの世代のスポーツの実施率が低く、その理由として先ほど申し上げましたが、「家事・育児に忙しい」など、区民のスポーツの実施率を上げるためには、この総合型地域スポーツ
クラブの創設が必要であることを述べております。
次に、今後取り組む内容でございますが、普及啓発活動、人材の育成、設立準備
委員会の支援、
クラブの会員や活動拠点の確保の支援などに取り組んでまいります。
恐れ入ります、次に7ページの重点施策2、子どもの基礎体力の向上ですが、生涯スポーツ社会の実現を目指すには、子どものころからの運動習慣の確立や基礎体力の向上が必要であることを述べております。
取り組む内容ですが、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の区立小
中学校全校での実施、体力向上プログラムの作成、運動部活動の活性化などに取り組んでまいります。
恐れ入ります、次に8ページでございます。重点施策3、スポーツのできる施設の充実でございます。
課題といたしまして、スポーツ施設の不足や利用時間帯の拡大などが上げられ、またリバーサイドスポーツセンターをはじめとするスポーツ施設は、小
中学校の運動会などにも利用される中で、既存のスポーツ施設のさらなる活用が必要と述べております。
取り組み内容でございますが、リバーサイドスポーツセンターを区のスポーツ施設の拠点と位置づけ、地域スポーツ団体との連携・協働の強化を図ること。学校跡地の活用の検討。スポーツ施設の有効活用を図ることなどに取り組んでまいります。
次に、下段の4.計画の推進体制でございますが、青少年・スポーツ課を中心に全庁的な推進体制で取り組み、計画の中間年度には計画の見直しを行ってまいります。
内容については、以上でございます。
最後に、今後の予定でございますが、このご報告の後、パブリックコメントを実施いたしまして、第3回
定例会の
区民文教委員会で最終報告というふうに考えております。
なお、参考といたしまして、A3版になりますが基本目標、9つの施策、重点施策をまとめた資料を添付させていただきました。
以上でございます。
○
委員長 それでは、ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
太田委員。
◆太田雅久 委員 ちょっと後半のほうがよく聞き取れなかったんですが、もう一度、今後の推進ですけれども、まだ全く今のところベタですよね、何もない状態。これは流れとすると、多分どこかの
中学校の1校、あるいは空き校舎を使ってと、地域総合型スポーツ
クラブとして、その施設を活用しようというような、そういう流れがあるような話も聞いておりますが――もちろんベタだからあれなんでしょうが――今のところ、ここでというふうに考えているところはどうなんでしょう。あるのでしょうか。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 特に、ここだというふうに固定的に、限定的に考えているところは今のところございません。今後、いろいろやはり地域バランスとか要素があると思いますので、その辺を考慮しながら検討していきたいというふうに考えております。
○
委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 すべて釈迦に説法ですけれども、スポーツ関連の人たちというのは物すごく自分の教義だけはしっかり掲げるけれども、お互いの協調性にかけては、難しい団体が非常に多うございます。私も苦労しておりますが。その辺をうまく融合して、ぜひ大成功にしていただきたいと思います。施設を効果的にというのが書いてあったけれども、もう十分使っていると思うんですよね。あとは、また何か機会があれば、そういう施設を逆につくっていただきたいような要望も、かなり私も受けているんですよね。今すぐ、こういうのをつくってくれと言われても、もうしょうがないですが、総合型スポーツ
クラブをつくるに当たって、例えば今のままではなくて、もう少し充実した施設に改修するとかして、いろいろな競技がフルに使えるような設備に改修してもらえるようなことも念頭に置いてやっていただきたいというふうに思っているんですが、課長の考え方はどうでしょうか。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 今、委員おっしゃるような形で、いろいろ今スポーツについても種目が多様化していて、ニュースポーツとか、そういった新しい競技もふえております。そのような中で、やはり特徴を持たせた総合型地域スポーツ
クラブというものをつくっていきたいなというふうに思っております。いずれにしましても、区民の方の意欲というのが一番だと思いますので、その辺をよくこちらのほうでも十分認識して活用していくといいますか、ご協力いただいて協働していくということで支援していきたいというふうには思っております。よろしくお願いいたします。
○
委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 それから、この計画を立てる策定
委員会の人たちがいらっしゃいますが、特に私は
委員長、副
委員長あたりのご意見も、これからももっともっと聞くチャンスもあると思うんです。もう既に解散してしまったと思うんですが、ご意見を聞くようなことというのは、これから考えてないんですか。特に、
委員長、副
委員長、非常にいろいろな見識のある方なので、今後、推進していく上でいろいろとアドバイスを受けるというようなことも、これから必要になってくると思うんですが、その考えを。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 今、委員おっしゃるように、これで終わりということではなくて、いろいろ今後もご意見等を聞きながら進めていきたいと思っております。それなりの方たちだというふうに私ども思っておりますので、よろしくお願いします。
○
委員長 よろしいですか。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 この基本計画(案)ということですけれども、これは今ちょうど同じような多分質問内容になるかと思うんですが、例えばもし訂正とか何かきくのであれば、加入がきくのであればと思ってちょっと提案させていただきたいんですが、例えば10ページの各校の参加者数、いろいろなスポーツ広場ですとか、個人開放、それからスポーツ教室などの参加者数というのをうたっていただいていますよね。これは、要するに一般も子どもの人数も延べでの人数ということで載せていただいているんですよね。例えば、せっかくここで子ども向け、一般向けというふうに分けていただいていますので、できれば人数も分けていただいたほうが、これからいろいろな計画を立てていく中で目標というか、一つなっていくのではないかなというふうに思いましたので、もし加えていただければと思います。
それから、41ページのところで子どもの基礎体力の向上に努めますというところですけれども、ここでも目的の1行目のところに、幼少のころからの食事、運動、睡眠ということで、言葉を入れていただいていますが、その後いきなり小
中学校というふうになっていってしまいますので、やはり幼稚園、保育園の時期の子どもをいかにその方向に乗せていくかという、方向性というか、その視点も幼児期の子どもさんに対する運動を――具体的になってしまいますが、簡単な体操とか、ダンスでもいいですけれども、何か園の中でできるような方向性みたいなものをこの中にもっとうたっていただければなというふうに思いました。
それから、あとこれは確認なんですが、53ページの子ども家庭支援センター運営というところで、一応2カ所ということでうたってあるんですが、今、家庭支援センターは3カ所ありますけれども、これは何か目的があって2カ所ということでうたっていただいているんでしょうか。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 ちょっと、これについては確認して3ヶ所であれば、3ヶ所に訂正させていただきます。申しわけございません。
◆小菅千保子 委員 以上です。よろしくお願いします。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 障害者スポーツについて、ちょっとお尋ねしたいんですが、全体的に見ますと、いろいろな記述が、区がいわゆる講座を開いているとか、そういうものが何回、何人と詳しく書いてあるんですが、自主的にやっているサークルの実態というのがちょっと反映されていないという感じがするのが一つなんですよ。その点がどうなのかというのが、今後、どういう形で把握していただいて、まずその実態をこういう計画に反映させるのかというのがある。
それから、その一つの具体的な例で言うと、車いすダンスのサークルがあるんですよ。月2回やっていますから、年間30回以上はいろいろなイベントも含めてやっていて、例えば全国大会なんかに出て、いろいろなジャンルがありますけれども、優勝した人もいるし、そういうような民間が独自にやっているようなものについても、ぜひ把握してもらいたいと思いますし、それからもう一つ障害者団体の関係で言えば、個人的にですけれども、パラリンピックなんかを目指して頑張って練習している人が何人もいるのではないかと思うんですね。私の知っている人でも、例えば車いすマラソンを目指している女性がいて、いろいろなところで練習すると危ないというので、とめられるとか、何とかならないかというような話も聞いているんですが、そういう障害者団体のスポーツ、ここは本当に事業という形で書いてありますけれども、もっと把握してもらいたいと思いますが、この辺はいかがでしょうか。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 委員もおっしゃられますように、確かに障害者団体さんの把握というのは、ちょっと薄いかなというふうに思っております。ただ今後、今お話がありました例えばパラリンピックを目指している方とか、そういう方とか、もう少しこちらのほうから進んで積極的にどういう活動をしているかとか、その辺をよく踏まえて何らかの検討ができたらというふうに思っておりますので、そういうふうに進めていきたいと思っております。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 それから、あと2点お聞きしたいんですが、学校での子どもたちのいろいろな運動能力の調査だとかというのをやっていますよね。そういうものが、ここには何らかの形で反映されているんでしょうか。
○
委員長 指導課長。
◎岩永章
指導課長 各学校におきましては、全国の体力調査の実施を始めたところでございます。昨年度から実施をいたしまして、昨年度はちょっと参加率が少なかったので、今年度、全校展開に近い状況で、まず実態把握をきちっと進めた上で、こういった計画に反映させていくという方向で準備を進めております。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 これは案ですよね。案ですということになると、今の子どもたちの体力問題なんていうのは、何らかの形で成案に反映させられるということができるのでしょうか。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 今、
指導課長がお話ししましたように、体力テストについては、なるべく早い時期に全校で実施というふうにして考えていきたいと思います。ただ、やはりその点は案と言いましても、やることについては有効なこと、無駄なことでは当然ないわけですから、案という形であっても進めていきたいというふうには思っております。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 もう一つ、先ほどちょっと車いすダンスの例を上げましたけれども、バトミントンにしろ、あるいはママさんバレーにしろ、いろいろな形で各学校でやっていますでしょう。そういう社会教育登録団体を使って自主的にやっているサークルの活動の実態というのは、ここに何らかの形で数値も含めて反映されているんでしょうか。また、把握されているのかどうか。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 正確な数字等の把握は正直こちらでしておりませんが、ただ各それぞれの地域における社会教育登録団体さんとか、その辺についての活動については、今後もやはり地域との協働・連携というのが、ここから今まで以上に必要になってくると思いますので、その点についても十分注視していきたいというふうに思っております。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 今、注視していきたいというお話でしたので、とにかく後ろのほうの表を見ると、区主催のものについては、人数、回数、いろいろ詳細に書いてありますけれども、それぞれの特に学校でやっているようないろいろなものについては、ちょっと把握が弱いのではないかと思いますが、そこを正確につかんでいかないと、全体的なスポーツ振興の観点というのがちょっとずれてくるような感じがいたします。そういう点で、ぜひ改めていただきたいと思いますし、例えば私の好きなダンスなんか結構やっていますからね。11ページに社交ダンスというふうに書いてありますけれども、今、社交ダンスとは言わないんですよね。ダンススポーツと言って、都民大会にもきちっと出るというような状況ですから、ただ年齢が上がっていますから、リハビリ的に最近なった人が多いんだけれども、本当にそうなんですよ。必ず競技会には、医師を配置するとか、看護師を配置するとかという状況が最近出てきているので、とにかく健康にひとつ役に立つという面でやっているわけですけれども、いろいろちょっと民間の自主的な活動ももっと正確に実態をつかんで反映させていただきたいと要望します。
○
委員長 太田委員。
◆太田雅久 委員 さきほどちょっと触れたんですけれども、パブリックコメントはいつとるんでしょう。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 きょう
委員会でご報告後、すぐにとりたいと思っております。大体9月の中旬ぐらいをめどにやりたいと思っております。それで、その直後にまとめて第3回
定例会の本
委員会までにはまとめていきたいと思っております。
先ほど、学校で行う体力・運動能力等の調査の件でございますが、52ページに子どもの基礎体力の向上の中で、ひとつこういう形で関連する事業ということで上げさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
体育の時間はもとより、運動することの楽しさを味わうことができる環境の整備を図るとか、年間を通じて全校の体育朝会や異学年での集団による運動遊びの場を実施するとか、そのようなことを記載させていただいておりますので、よろしくお願いします。
○
委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 38ページの③のところで、総合型地域スポーツ
クラブ設立準備
委員会の支援ということでうたっていただいていますが、ここで設立に向けて設置をしていくに当たっては、これ一般公募して一般区民の方も入っていただくということは考えていらっしゃいますか。
○
委員長 青少年・
スポーツ課長。
◎朝倉義人 青少年・
スポーツ課長 総合地域スポーツ
クラブの設立等に関しまして、やはり区民の方に主体的に運営してもらうものですから、公募等を含めて、その中身といいますか、スタッフの方は公募などを含めて検討していきたいというふうには思っております。
○
委員長 よろしいですか。
それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は、以上であります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、本
委員会の
行政視察について、申し上げます。
はじめに、視察日程につきましては、諸般の事情を勘案し、お手元の資料のとおり決定させていただきたいと思います。
次に、視察都市及び視察テーマにつきましては、お手元の資料のとおり、正副
委員長(案)として3案を改めて作成いたしております。もし、ご意見がありましたら、急と言うよりも、この前にお出ししたんですけれども、いろいろと精査した結果、一応、またこの3案。もちろんすぐでなくても結構なんですけれども、とりあえずもし
委員長、副
委員長にお任せいただければ、後で直接言っていただいて、それで決めさせていただきたいと思います。
(「正副
委員長一任」と呼ぶ者あり)
○
委員長 では
委員長一任という声をいただきましたので、副
委員長とあわせて決定させていただき、早目にまたご連絡。相手方の都合があって、やはり早目に決めないと向うも困るものがありますので、お任せいただくということで、よろしくお願いいたします。
詳細について決定次第、各委員に必ず早目にファックスで、特に
杉山委員には間違いのないようにお送りするようにしたいと思いますので。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 以上で、本日予定されたものは、すべて終了いたしました。
その他、ご発言がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 よろしいですか。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――